踊る喋り屋のぶろぐ 〜ラジオとフラメンコ〜

凌木智里です。しのきちさとと読みます。ラジオ(あるいは何か)で喋ったり、フラメンコを踊ったりして暮らしています。

2017.9.23. Madrid〜羽田

マドリードの朝7時。

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今年もこれでスペインの地とはしばしのお別れ。

明けの明星が。

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フラメンコの歌にもよく出てきますね。

lucero de la mañana.

健気に浮かんでいるのを見ると、確かにいろんな思いを託したくなる風情があります。

 

なーんて感傷に浸ったかと思えば、ミュンヘン空港で、かの有名な空港内醸造の無濾過ビール「エアブロイ」に今度こそありつこうと、必死のパッチ(笑)

往路よりも乗り換えにも余裕があったので、念願叶いました。

エアブロイは、Terminal1にカフェレストランがあります。

そこでしか飲めません。

お店のお嬢さんが、民族衣装も雰囲気も可愛らしくてセクシーで、英語もしゃべれるしいい子なんだけど、とにかくおっちょこちょいのすっとこどっこいのテンパり屋さんなので、隣のお客さんの注文を15分も放置した挙句「注文ビールでしたっけ?」と聞いてみたり、腰につけたお釣り小銭財布をぶちまけたり、あっちへ行ったのに手ぶらで戻ってきて「だー!もう!なんだっけ?!」的にドイツ語で悪態ついたりと、見どころ満載でした(笑)

ドイツ人って、老いも若きも男子も女子も、なんかみんな「キチーン(敬礼)!!」としてる人ばっかりのイメージだったけどね。そりゃいるよね、ドジっ子。

 

それから免税店でちょこっとお土産を買ったら、ルーレットくじ引きみたいなキャンペーン中で、抽選券をもらう。

成り行きで、お姉さんのかわいい掛け声(アキバか!)のもと、巨大ルーレットを回す。

なんと!当たりました!!

次回お買い物時に10%オフの券!!イエイ!!!

…って、有効期限今年中やないかーい。来ないわい。

こういう、どことなく日本のお家芸っぽいこと、ドイツでもやるんだねえ。

 

さて、むやみに信頼できる感のあるルフトハンザドイツ航空にて、羽田へ向かいます。

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 飛行機から見る夕暮れ。

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どんどん東へ進む自分の体。

太陽を後ろに置いてくる。

不思議。

そして、ものすごくきれいで、これまた美しすぎて涙を誘う風景であります。

バレエっ子にはたまらない、レニングラードの上空からの夜景もまた美しかったです。

今頃もしかしたらキーロフ劇場ではバレエを上演しているのかしら‥なんて妄想しつつ。

もっとも、ロシアはフラメンコも盛んなんですよね。

考えてみれば歴史ある演劇の国。さもありなん、です。

 

そうこうするうちに到着です。

たしか、新潟あたりから日本の上空に入り、茨城を縦断して千葉側から海の上を滑空して羽田に着陸。

あーあ、着いちゃった、でした(笑)

 

何もしない、が贅沢な、ヘレス旅でした。

また。

adios.